超巨大台風4号接近という悪条件のなか、笠堀ダムに集合、雨は今のところ降っていない。
降り出すと心が折れるので、サッサと準備を済ませ湖岸道に取り付く。小峰さん、よしみさん、辻村君とは久しぶりの釣行だ。最近この道にヤマビルがいるらしいとの小峰さんの情報。「まさかね〜!」なんていいながら休憩時にチェックしてみる・・・
「うああああああああああああ、ほんとにいたあああああああ!」
以前はいなかったらしいのだが何故だろう?

  
    水場で一服&ヒルチェック!              タマゴダケ バターがよく合う                       


ウルイサドリの岩場を過ぎると踏み跡はかなり荒れていて、枝を持ち上げたり、倒木を乗り越えたり潜ったりしながら進むので、足よりも肩、腕がだるい。ようやく降り立った光来出沢はその名にふさわしく、明るく開けた美しい渓だった。
増水時の撤退を考慮し白根丸淵手前の河原にタープを張り、早速試し釣りへと向かう。丸淵でリリースサイズを釣ったあとしばらく釣り上がったが、その後はイワナの影さえみることができなかった。

  
タープを張って準備完了                        白根丸淵
  
肉厚でプリプリのキクラゲをゲット                     とりあえず乾杯
  
キクラゲの炒め物                                    トムヤムクン・スープ

翌朝、小雨の降る中を出発し上流へと向かう。水量がかなり多いため、へつったり泳いだり、ザイルで引っ張ったりと、楽しさ満点の遡行が続く。まにちゃん(馬庭)も「た〜のしっすね!」と得意のカオ芸で絶好調。思わず両手を腰に当て足を肩幅に開いて、「う〜ん楽しいぞ〜っ!光来出っ!」と叫びたくなる。・・・ん?待てよ!?我々は沢登りにきた訳じゃない、釣りにきたんだった。
   
2日目の遡行                             まにちゃんがリードする

東又沢手前のゴルジュ
 

なんじゃこりゃ〜!
もうじき東又沢のはずだが、まだ1尾のイワナも見てないぞ。もしかしたら台風による増水に備えて、イワナは地下に潜ってしまったのかも...。
テンカラ竿を振り絶好のポイントでラインに変化が...とっさにあわせるも空振り、跳ね上げた毛鉤りを打ち返すと針先に何かくっついていたような...葉っぱかな?と上げてみると、なんと5センチにも満たないイワナだった。なんてこった!はるばる光来出まで来て自己最小記録を更新してしまったのだ!この1尾で私は轟沈、他の3人がかろうじて人数分のイワナをキープしてくれた。雨がやや強くなり生暖かい風が吹いてきたので、早めに切り上げテン場へ戻り、宴会に突入するのであった。













                                                                                                           
  
よしみさんに良型                             まにちゃんにもキタキタ〜ッ!
  
雨だからちょっと寒い                           でも楽しぃ〜っす!

絶品!! イワナカツサンド 
  
パン粉つけ〜の                        ジュ〜ッと揚げ〜の
  
はさみ〜の                           食べ〜の!


  
イワナのカルパッチョ                          肉じゃが
  
チタケとピーマンの天ぷら                        イワナの刺身



雨は一晩中降り続いたがそれほど増水はしなかったようだ。帰り道はヒルに万全の注意をしながら歩いた。
しかし車止めでシューズを脱ぐと、「ウニョニョニョニョニョニョ〜ン」...
続いてまにちゃんが「うああああああああああああ!」...

帰宅した翌日、新潟県を再び大きな地震が襲った。
イワナたちはもしかしたら地震を予知していたのかもしれない...。
  
帰りに寄った大川出合                          湖岸道にかかる美しい滝